「おや?」
「なんですか?船長。」
「たしか、さっき見た時には赤だったけど。」
「ああ、あれですね。何かのサーチライトみたいです。」
「う〜む。一番目立つ場所に立ってるから気になるね。」
「なにかのシグナルかもしれませんよ、船長。」
「じゃ、この地球案内辞典で調べてみよう・・・・・。」
「載っていましたか、船長。」
「これは信号機と言う装置らしい。」
「なんの信号をだしてるんでしょうか。」
「そこまでは書いてないな。」
「船長、しばらく観察しましょう。」
「うん・・・・・・おや。」
「船長、色が変わると・・・乗り物の動きが変わりますね。」
「うん、これはすごい装置かもしれん。」
「はい、船長。」
「走っている車と言う物を止めてしまうようだ。」
「船長・・・・・・・。」
「うん、これがあると・・・・・
・・・・我々の星の役にたつかも知れんぞ。」
「さすが船長。あの流星群に使うおつもりですね。」
「そうだ君、我々の星に重大な被害をおよぼすあの流星群に。」
「信号機という装置を施すんですね・・・・」
「うむ。このことは報告書に大きく記録しておこう。」
「はい、船長。」
「しかし、地球温暖化現象に直接結びつくことではないな。」
「そうですね、船長。」
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