続編 地球調査員
作:hiro ※この作品の著作権はぼくちゃんのものです。
「おや?」

「なんですか?船長。」

「たしか、さっき見た時には赤だったけど。」

「ああ、あれですね。何かのサーチライトみたいです。」

「う〜む。一番目立つ場所に立ってるから気になるね。」

「なにかのシグナルかもしれませんよ、船長。」

「じゃ、この地球案内辞典で調べてみよう・・・・・。」

「載っていましたか、船長。」

「これは信号機と言う装置らしい。」

「なんの信号をだしてるんでしょうか。」

「そこまでは書いてないな。」

「船長、しばらく観察しましょう。」

「うん・・・・・・おや。」

「船長、色が変わると・・・乗り物の動きが変わりますね。」

「うん、これはすごい装置かもしれん。」

「はい、船長。」

「走っている車と言う物を止めてしまうようだ。」

「船長・・・・・・・。」

「うん、これがあると・・・・・

   ・・・・我々の星の役にたつかも知れんぞ。」

「さすが船長。あの流星群に使うおつもりですね。」

「そうだ君、我々の星に重大な被害をおよぼすあの流星群に。」

「信号機という装置を施すんですね・・・・」

「うむ。このことは報告書に大きく記録しておこう。」

「はい、船長。」

「しかし、地球温暖化現象に直接結びつくことではないな。」

「そうですね、船長。」

「船長。」

「ん?」

「おなかすいてきたと、思いませんか。」

「そうか、いや、わたしもそう思っていた。」

「はい、船長。」

「船に戻るのは時間がかかるから、

     レストランと言うところに行こう」

「わ〜いわ〜い。外食だ〜。やった〜。」

「これ、みんなが、振り向くって。」

「船長、あれは違うんですか?」

「ああ・・・

   フォークとナイフが描いてあるから間違いないだろう。」

「船長、わたしはフォークとナイフは苦手です。」

「わたしもだ。」

●「いらっしゃいませ。なにになさいますか?」

「ああ〜、これかな?」

●「それは、お店の名前です。」

「ん、ああ、だよね・・・・、じゃ君は?」

「船長、私には地球の文字は読めませんって。」

「ああ、うん、その・・・・お店のおすすめは?」

●「お食事でしたら、こちらになります。」

「おお、では、それを二つね。」

●「かしこまりました。」

「さすが船長、やりましたね。で何を頼んだんですか?」

「こちらだ。」

「おいしそうですね。うふ。」

「うむ。は〜やくこないかな〜。」

     

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つづく

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